トランクルームとは?【初心者向け】種類・料金相場・失敗しない選び方をプロが解説
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家の収納スペースが足りない、大きなものやかさばるものを家の中に置いておきたくないというお悩みを持ったことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、トランクルームです。トランクルームは、基本的に月額料金で収納スペースをレンタルできます。
この記事では、トランクルームの種類やメリット・デメリット、トランクルームの選び方や料金の目安などについて解説します。トランクルームを利用するためのステップや利用時の注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
トランクルームとは

家の中の収納スペースが足りない場合や、不要なオフィス用品、商品の余剰在庫などを外部に保管したい際には、おすすめなのがトランクルームです。
トランクルームとは、収納スペースをレンタルして荷物を保管できる施設です。レンタル料金は月額であることが多く、月のレンタル料金のほか、管理費や手数料といった初期費用が発生する場合もあります。
トランクルームには、大きく分けて屋内型トランクルームと屋外型トランクルームがあります。それぞれの特徴や、メリット・デメリットを知った上で使い分けることが重要です。
屋内型トランクルーム
屋内型は、ビルの中に設置されているタイプのトランクルームです。空調設備が整っていたり、ビルやフロア自体にセキュリティがついていたりする場合が多いため、貴重なものや熱・湿気に弱いものを保管するのに適しています。
ただし、トランクルームによっては空調がない場合があるため事前チェックは必要です。空調がついている場合でも、自分で湿気対策はしておくことが推奨されます。
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屋外型トランクルーム
屋外型トランクルームは、屋外の敷地にコンテナがあり、そこに荷物を保管できるタイプのトランクルームです。一般的に屋内型トランクルームよりもスペースが広く、料金も安い傾向にあります。
ただし、空調設備は基本的についていないため、熱や気候の変化に弱いものを保管するのには不向きです。自転車やバイク、キャンプ用品、バーベキューセットといったアウトドア用品を保管するのに適しています。
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【目的・荷物別】あなたに合ったトランクルームの選び方

自分に合うトランクルームを選ぶために、以下の観点で検討しましょう。
- 利用料金が予算に合うか
- 荷物を保管できる十分な広さがあるか
- 搬入・搬出がしやすい立地かどうか
- トランクルーム内の設備は整っているか
- セキュリティ対策を行っているか
料金やサイズ、設備、セキュリティ対策について、運営会社のホームページや下見などで確認しておきましょう。
以下の記事では、トランクルームの選び方について詳しく解説しています。トランクルームの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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トランクルームの利用がおすすめなケース
トランクルームは、以下のケースで利用するのがおすすめです。
- 家の収納スペースを有効活用したい場合
- 商品の在庫を保管したい場合
- オフィス用品を保管したい場合
家の収納スペースを有効活用したい場合
家の収納スペースにものが入りきらない場合や、家の中になるべくものを置いておきたくない場合は、トランクルームを利用するという方法があります。
衣替えした衣類や、クリスマスやハロウィンの飾りつけ、アウトドアグッズ、こたつなど、使用時期が決まっているものや、使用頻度の低いものをトランクルームに保管するのがおすすめです。
商品の在庫を保管したい場合
商店や個人で経営しているネットショップなどで、在庫が大量に発生してしまった場合はトランクルームに保管するという方法があります。
商品が傷まないよう、カビや湿気の対策をして保管するようにしましょう。
オフィス用品を保管したい場合
トランクルームは、法人で利用することも可能です。オフィスチェアや事務用品、使用しないパソコンなどの置き場に困った場合は、トランクルームを利用するという方法があります。
オフィス移転のために、一時的にオフィス用品を別の場所で保管しておきたい場合にもおすすめです。
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トランクルームを利用するメリット

トランクルームを利用する以下のメリットについて解説します。
- 収納を圧迫しない
- 保管に適した環境が整っている
- セキュリティがしっかりしている
収納を圧迫しない
トランクルームを利用することで、家やオフィスの収納を圧迫しないといったメリットがあります。家の中には日頃使うものだけを置いておき、使用頻度の低いものをトランクルームに保管することで、家の中がすっきりします。
日頃使わないものを家の外に保管することで、家のスペースに余裕が生まれます。掃除が苦手だったり忙しくて掃除する暇がなかったりする場合でも、掃除がしやすくなるという点がメリットです。
保管に適した環境が整っている
トランクルームの利用は、保管に適した環境に荷物を保管できるという点もメリットです。
屋内型トランクルームの場合は、空調設備があり荷物の保管に適した環境が整っている場合が多くあります。
家の中でスペースの容量を超えてしまうと、屋外の物置しか収納する場所がない、収納スペースにぎゅうぎゅうにものを詰め込んでしまうといった事態になる可能性があります。傷みやカビの原因となるため、保管に適した環境で余裕を持って保管することが重要です。
セキュリティがしっかりしている
屋内型トランクルームの場合は、建物自体にセキュリティがついている場合が多く、契約者以外が立ち入らないように制限がされています。そのため、大切に保管しておきたいものや、会社の備品や書類といったものの保管にもおすすめです。
ただし、どのようなセキュリティ対策を行っているのか、事前に確認しておきましょう。
トランクルームを利用する際の注意点・デメリット

トランクルームを利用する際の注意点やデメリットについて解説します。
- 月額料金以外の費用がかかる場合がある
- 荷物の出し入れに手間がかかる
- 保管できないものがある
- 補償(保険)の有無を確認する
月額料金以外の費用がかかる場合がある
トランクルームの利用には、月額の利用料金以外にも初期費用が発生します。初期費用には、事務手数料、管理費、保証金、鍵代などが含まれます。
トランクルームを利用する際は、月額料金のほかに初期費用についても確認しておきましょう。費用の目安は後ほど解説します。
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荷物の出し入れに手間がかかる
トランクルームに荷物を保管する際、出し入れは基本的に自分で行います。荷物の運搬手段の確保以外にも、駐車スペースの確認、出し入れの手順や人手について計画しておきましょう。
荷物の出し入れがしやすいレイアウトにしている店舗もあるため、検討材料の1つにするのもおすすめです。

保管できないものがある
トランクルームでは、基本的に危険物や動植物などを保管することができません。ストレージ王では、以下のものを収納NGとしています。
- 揮発性や発火性を有するもの、爆発物、その他の危険物
- 宝石、貴金属、財産書画、骨董品、勲章、美術品などの貴重品
- 有価証券、権利又は事実を証明する文書
- 法令の規定または公序良俗に反するもの
- 生物、動植物、産業廃棄物、その他臭気を発する物、腐敗変質しやすいもの
- 時価総額50万円(税込)を超えるもの
トランクルームを契約する前に、収納できないものについて確認しておきましょう。
補償(保険)の有無を確認する
万が一、水漏れや火災、盗難が発生した際の補償も重要です。運営会社の補償や保険の内容についても確認しておきましょう。
ストレージ王では、損害保険会社による被害内容の確定や損害額の査定を行った上で、収納庫1ヶ所につき最高で税込50万円の損害補償金の支払いを規定しています。
トランクルームの料金相場と費用を抑えるコツ

トランクルームの料金は、広さや立地によって異なります。
東京23区の場合、1帖未満であれば月額3,000円〜5,000円程度が目安です。1帖〜3帖であれば5,000円〜13,000円前後を見ておくと良いでしょう。
また、月額費用のほかに初期費用も発生します。例として、ストレージ王の初期費用の内訳を紹介します。
- 利用料「初月賃料(日割り)+初月管理料(日割り)+翌月賃料+翌月管理料」
- 事務手数料「事務手数料+鍵交換料」
- 賃貸保証料等「賃貸保証契約料+初回賃貸保証料」
トランクルームの費用を抑えたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。
- 保管するものを絞り込む
- 必要最低限の設備のトランクルームを選ぶ
- 割引キャンペーンを使う
トランクルームに保管するものを絞り込むことで、小さなサイズのトランクルームで済むため、費用を抑えることができます。また、運営会社が提供している割引キャンペーンなどを利用するのもおすすめです。
トランクルーム利用開始までの簡単4ステップ

トランクルームの利用手続きは、基本的に以下のステップで利用開始できます。
- Webや電話で申し込む
- 必要書類を提出して契約手続きをする
- 初期費用を支払い、運営会社や賃貸保証会社による審査が行われる
- 運営会社から鍵を受け取り、利用開始
必要書類や初期費用については、各運営会社に確認しておきましょう。
トランクルームに関するよくある質問
トランクルームに関するよくある質問と回答を紹介します。
Q. マンションやアパートについているトランクルームとの違いは?
マンションやアパートに併設されているトランクルームより、サイズの選択肢が多いのが特徴です。保管したい荷物のサイズや量に合わせた広さのトランクルームを利用できます。
また、屋内型トランクルームの場合は空調設備を完備している場合が多いため、大切な荷物をカビや湿気から守ることができます。防犯カメラやスタッフによる巡回、セキュリティカードなど、セキュリティ対策も整っています。
マンション・アパート付帯のトランクルームは「物置」、専門業者のトランクルームは「レンタル収納スペース」と考えるのが良いでしょう。
Q. 短期間だけでも借りられますか?
はい。最短1ヶ月からレンタルできる場合が多いです。
長期間の保管だけでなく、引っ越しやリフォームの際の一時的な荷物置き場としても活用できます。
また、スキー用品やアウトドア用品など、特定の季節だけ荷物を保管したい場合にも便利です。
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Q. 契約時に必要なものは何ですか?
トランクルームを契約する際は、個人契約の場合は本人確認書類が必要です。運転免許証や健康保険証、パスポートなどのコピーが利用できます。
団体の場合は団体代表者の身分証明書の写し、第2連絡先(団体代表者以外のメンバー)の身分証明書の写し、法人の場合は登記簿謄本が必要となります。
また、支払い方法が銀行振込の場合は、口座振替依頼書の提出が必要です。銀行口座の情報や銀行の届出印が求められます。
Q. トランクルームに住むことはできますか?
トランクルームに住むことはできません。
トランクルームは居住用に設計されておらず、借地借家法が適用されないほか、旅館業法も適用されません。トランクルームの利用は倉庫業法で厳しく定められており、トランクルームに寝泊まりしてしまうと法律違反となるため注意が必要です。
また、セキュリティや安全の観点からも、寝泊まりや居住は危険です。トランクルームに住むことは絶対にやめましょう。
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まとめ
収納スペースに困った場合は、ぜひトランクルームの利用を検討してみてください。トランクルームを選ぶ際は、保管するものの性質や予算に合うかどうか、立地が適しているかといった点に着目しましょう。
衣類や本、貴重品、大切な家具などは、屋内型トランクルームに保管するのがおすすめです。ストレージ王では、24時間利用可能、空調設備・セキュリティ体制が整った屋内型トランクルームを展開しています。
屋外型トランクルームも同様に展開していますので、ぜひお近くの店舗をご検討ください。
