トランクルームに大事なものを預ける際の防カビ対策
目次
トランクルームにものを預ける際には、防カビのことを考える必要があります。
トランクルームの中には、室内の湿度が高いものがあり、何も対策をしていなければカビが生えてしまうかもしれません。
長期的に預けていて、気づいたころには大量のカビが発生していたというのはよくあることです。
そこで、トランクルームに大事なものを預ける際に活用できる、防カビの方法を紹介していきます。
トランクルームの防カビ方法3選
荷物は空気の通り道を作って収納する
カビは、高温多湿のところに発生することが多いです。そして、トランクルーム内でものを密着させると、水分と熱が集中する恐れがあります。
そうすると、カビの発生リスクが高まります。そうならないように、通気性の良さを考えることが大事です。
ものとものの間には、空気がしっかり通れるだけの隙間を空けるようにしましょう。壁面との間にも、スペースを設けた方が良いです。
また、ものを高く積み上げなければならない場合は、ラックなどを使用することが望ましいです。ラックによって、預けているものの上下に隙間ができると、通気性が高くなり、カビが発生するリスクを下げられるでしょう。
定期的に空気の入れ替えや掃除を行う
カビは、湿度が高い場所で繁殖する性質がある。そのため、温かい時期や雨が降っている日に、トランクルームのドアを開け閉めして、中に湿度が高い空気が入り込むと、カビが発生しやすくなります。
そして、空調設備がないトランクルームだと、室内の湿度が高い状態は変わらないので、預けている期間が長くなればなるほど、カビの発生リスクは高くなります。
したがって、定期的に換気をして、室内の空気を入れ替えることが大切です。湿度が低い日を見計らって、換気をすると良いでしょう。
また、カビは、ホコリや汚れを栄養分として繁殖する性質があります。そのため、定期的に掃除をして、ホコリと汚れを取り除くことも大切です。
除湿剤や乾燥材を使用する
トランクルームの防カビ対策としては、室内の水分を取り除くことがとても大切です。そのため、除湿剤や乾燥剤を使用すると良いでしょう。
そこまで広くないトランクルームであれば、使い捨ての除湿剤や乾燥剤で対応可能です。3ヶ月から半年程度は、室内の水分を取り除くことができるはずです。
そして、可能であれば、トランクルームにものを出し入れするタイミングで、交換すると良いでしょう。
また、しっかりとした防カビ対策を行うのであれば、トランクルームに用事はなくても、除湿剤や乾燥剤を交換するために訪れることが望ましいです。
特に注意!カビが発生しやすい荷物別の対策
本・書類は吸湿剤と一緒に保管
本や書類などの紙は、水分を吸収しやすいです。その上、並べたり積み重ねたりすることで、隙間なく密着しやすく、熱がこもる可能性が高いです。
つまり、カビが繁殖するには最適の条件となります。そのため、カビの繁殖に繋がる水分を、しっかり取り除くことが大事です。
紙の代わりに水分を吸収してくれる、吸湿剤を使用すると良いでしょう。本や書類の近くに置いておくだけでも、十分効果は発揮してくれます。
また、シート状の吸湿材を使用するという手もあります。本を本棚のように立てて並べるのであれば、その底に敷いておくことで、防カビ対策になります。
布団・衣類は圧縮袋やケースで保管
布団や衣類は、熱を持ちやすい上に、簡単に水分を吸収できてしまいます。そのため、カビが発生するリスクが非常に高いです。
そのような布団や衣類をトランクルームに預ける際には、圧縮袋に入れるのが良いでしょう。布団や衣類を入れた後、掃除機で中の空気を吸い出し、圧縮する袋です。
圧縮袋では、水分を含んだ空気を吸いだせるため、カビの発生リスクを下げられます。あらかじめ手元にある掃除機で圧縮をし、トランクルームまで運ぶようにしましょう。
また、衣料用のケースを使用するという手もあります。布団や衣類が、湿度の高い外気に触れることがなくなり、カビの発生リスクを下げられます。その圧縮袋やケースを使用する際には、布団や衣類と一緒に、乾燥剤あるいは除湿剤を一緒に入れておくのが良いでしょう。
精密機器は専用の保管庫を使用
カメラやHDDなどの精密機器は、カビはもちろんのこと、カビの元になる水分にも非常に弱いです。
そのため、一般的な収納ケースではない、専用の保管庫を使用することが望ましいです。専用の保管庫は、パッキンを使用した蓋によって、高い気密性を実現できます。
外の空気をほぼ完全にシャットアウトできるため、精密機器と一緒に乾燥剤や吸湿剤を入れておくと、内部がしっかりと乾燥した状態になります。したがって、水分がなければ繁殖できないカビは、まず発生しないでしょう。
カビを発生したくない人には屋内型トランクルームがおすすめ
預けている大事なものにカビを発生させたくない場合は、屋内型のトランクルームを選ぶのが無難でしょう。
多くの屋内型トランクルームには、空調設備が備わっていて、24時間稼働しているところも少なくありません。
その空調設備の除湿機能を活用すれば、湿度が低い状態を維持でき、カビが発生するリスクが大幅に下がります。
また、除湿機能が付いていない空調であっても、送風によって室内の空気をかき混ぜることで、湿気や熱がこもるのを防ぎ、カビの発生を抑えられます。
トランクルームを利用する際にはしっかりとした防カビ対策を
トランクルームには様々なものを預けられますが、その中の多くのものに、カビが発生するリスクがあります。
そして、トランクルームに預けたまま、長期間放置しておくということもあるでしょう。そのため、発生するカビに気付けない恐れがあります。
したがって、トランクルームに預ける段階で、しっかりと予防をすることが大切です。