知っておきたい衣替えの注意点!気を付けるポイントやタイミングについて解説
目次
衣替えは大体の時期は決まっているものの、忙しくて後回しにしたり、適切なケアをせずに済ませたりすることも少なくありません。
大切な衣類を長持ちさせるためには、衣替えの際にいくつか注意すべき点があります。
こちらの記事では、衣替えをするタイミングや注意点、並行して行った方が良い作業などについて見ていきます。
衣替え時の注意点
衣替えは頻繁に行うものではありませんので、長期保管する上で注意すべき点があります。以下にその注意点について見ていきましょう。
しまう前に洗濯・クリーニングを行う
一見綺麗に感じる衣類も、一度着用しただけで汗や汚れが付着しています。
汚れたまま長期保存をした場合、黄ばみや虫食い、シミ、変色などの原因になりますので、片付ける衣類は必ず洗濯やクリーニングを済ませておきましょう。
クリーニングのカバーは外してしまう
クリーニングから戻ってきた衣類を、埃除けのためにカバーを付けたままで収納する人もいますが、カバーがあると通気性が悪くなり、衣類にカビが生えてしまう可能性が高いです。
また、付着した薬剤が蒸発せずに残り、次に着用したときに肌荒れなどのトラブルを発生させる恐れもあるため、カバーは外して収納しましょう。
防虫剤は衣類の上に置く
虫食い対策として置き型の防虫剤を使うときは、衣類の上に置きます。防虫剤は空気より重いため、上に置くことでケース内の衣類すべてに薬剤の効果が届きます。
直接置くと衣類が変色する可能性もありますので、防虫剤のタイプによっては間に布を挟むなどの工夫をしましょう。
余裕のある収納を心がける
クローゼットやケースに衣類を収納するときは、あまり詰めすぎないように注意しましょう。
衣類を詰め込んだ状態では通気性が悪くなり、カビになる可能性があります。また、長期保管している間に型崩れやしわができることもありますので、クローゼット内は隣の衣類と触れるか触れない程度に、ケースの場合は2割程度スペースを残して収納するのが目安です。
自宅に収納スペースが不足している場合は、トランクルームを活用するのも良いでしょう。
衣替えのベストなタイミングとは
衣替えの注意点を意識することも重要ですが、衣替えをするタイミングもとても大切です。以下のポイントを参考にしましょう。
最高気温を目安にする
衣替えをするタイミングとしては、最高気温が15~20度くらいになっている時期がおすすめです。
真夏や真冬の衣類が必要ない時期になりますので、徐々に次の季節の衣類と入れ替えていくと良いでしょう。
春先に秋冬用から春夏用の衣類に変更し、秋になってからこれらを入れ替えるようにします。
一般的には年に2回行う
普段着の場合、気温の変化に合わせて適切なタイミングを見てから衣替えをすれば問題ありませんが、制服などの一般的な衣替えは日本に古くからある習慣に従い、6月1日と10月1日の年2回になります。
春はGW前には終わらせよう(防虫の観点から)
夏服に衣替えをするときは、特にタイミングが重要です。というのも、徐々に気温が上がっていく中で湿度も高くなり、害虫やカビが発生しやすい時期になるからです。
防虫の観点から考えると、春先はGW前に終わらせておくのが良いでしょう。
肌寒い日が続く場合には、冬物のコートやダウンジャケットのようなかさばる衣類を先に片付けて、気温を見ながら入れ替えていくのがおすすめです。
衣替えと同時にやった方が良いこと
衣替えは衣類やクローゼットを整理する数少ない機会です。
せっかくなので、同時に以下の作業を進めてはいかがでしょうか。
断捨離
半年保管している間に、流行や体型、好みの変化などで着なくなった衣類が出てくることも珍しくありません。
いつまでも不要な衣類をため込んでいると収納スペースを圧迫しますし、管理が大変です。
1年以上着ていない衣類は、思い切って断捨離するのも良いでしょう。
クローゼット・押し入れの掃除・換気
クローゼットや押し入れは普段物が詰まっているので、掃除や換気をする機会がありません。
衣替えですべての衣類を出した際、たまった埃を取り除いて換気をしましょう。
目立たないところにカビが発生していることもありますので、予防のためにもおすすめです。
汗じみや毛玉取り
出かけるときには時間がなくて放置しがちな汗じみや毛玉は、衣替えの時にまとめてお手入れをしておくと気持ちよく着ることができます。
汗じみは漂白剤や重曹、中性洗剤を使い、毛玉は専用の毛玉クリーナーを使えば自宅でも簡単にケアできるでしょう。
こまめにお手入れをすることで、衣類を長くきれいに使うことにつながります。
トランクルームの利用も念頭に
今回は衣替えの注意点について見ていきました。お手入れや並行する作業などもあって大変ですが、トランクルームを使って手軽に済ませるのも一つの方法です。
運搬サービスや空調設備など充実した内容のトランクルームを利用すれば、詰め込みすぎによる型崩れやカビ、虫食いなどの発生を防げますし、クローゼット等の換気も簡単に行えます。