受験勉強に適した部屋とは|趣味のものの配置や収納を解説

「家だと集中力が続かない」「机に向かってもすぐスマホや漫画に手が伸びてしまう……」
そんなお子様の姿を見て、不安や焦りを感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。じつは、集中できない原因は本人のやる気だけではなく、部屋の環境にあるケースが少なくありません。
場合によっては、意思の力に頼るよりも、物理的に集中せざるを得ない環境を整えてあげることが強力なサポートになります。
この記事では、受験勉強に集中できる部屋づくりのポイントについて解説します。漫画やゲーム、趣味のものといった誘惑物が目に入らないようにする工夫についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
受験勉強に集中できる部屋づくりの5つのポイント

受験勉強に集中するためには、適切な環境を作ることが重要です。受験勉強に集中できる部屋づくりのために、以下の5つのポイントを解説します。
- ポイント1:机のレイアウトを工夫する
- ポイント2:まぶしすぎない、暗すぎない工夫を
- ポイント3:音や温度、湿度に配慮する
- ポイント4:誘惑物が視界に入らないようにする
- ポイント5:整理整頓を心がけ、勉強を始めやすい状態にする
ポイント1:机のレイアウトを工夫する
まずは、机の置き場所を工夫しましょう。受験勉強に適したレイアウトのために、机を壁につけないのがポイントです。
目の前が壁だと、圧迫感があり集中できない場合があります。壁を背にして机を配置するのがおすすめです。ただし、壁にカレンダーや表などを貼って勉強に役立てる場合もあるので、メリット・デメリットを考慮しましょう。
ポイント2:まぶしすぎない、暗すぎない工夫を
部屋の明るさも重要なポイントです。部屋の光量が多すぎると、まぶしくて勉強に集中できなくなってしまいます。逆に暗すぎても集中しづらくなったり、眠くなったりする可能性があります。
部屋の照明を見直して、ちょうど良い光量を確保するようにしましょう。また、西日や街灯がまぶしい場合もあるため、窓に取り付けるカーテンやサンシェードなどで光量を調節できるようにするのもおすすめです。
ポイント3:音や温度、湿度に配慮する
騒音や過度な湿気、乾燥、暑さ・寒さなどは、勉強の妨げになってしまいます。音や温度、湿度にも配慮が必要です。
音が気になる場合は、防音カーテンをつけるなどして対策しましょう。必要に応じて加湿器や除湿機を導入して湿度の調整も行いましょう。エアコンや暖房器具が適切に動作しているかもチェックが必要です。
ポイント4:誘惑物が視界に入らないようにする
漫画やゲーム、趣味のものなどの誘惑物が視界に入ると、気が散ってしまい勉強に集中できない可能性があります。本棚やコレクションの棚、テレビ、パソコンなどは勉強机から見えない位置に置きましょう。
漫画やゲームといった誘惑物が視界に入ってしまうのは、気になって勉強に集中できなくなるのがいちばんのデメリットです。息抜きも大切ですが、メリハリをつけるためにも勉強中は視界に入らないよう工夫するのが重要です。
スマートフォンについても、勉強机以外の場所で充電したり、置き場所を決めたりして、通知を気にせずに済むような環境にしましょう。
ポイント5:整理整頓を心がけ、勉強を始めやすい状態にする
机の上や部屋が散らかっていると、必要な教材を探すのに時間がかかったり、視覚的な情報が多すぎて集中力が散漫になったりします。整理整頓の最大の目的は、「勉強を始めやすい状態」を常に保つことです。
- 机の上は「今、必要なものだけ」に絞る
- 教材の「住所」を決める
- 「とりあえず置き」をなくす
勉強机の上には、これから取り組む科目の教科書、参考書、ノート、筆記用具など、その時に本当に必要なものだけを置くようにしましょう。
また、使った教材をどこに戻すかという「住所」を決め、使用後はすぐに元の場所に戻す習慣をつけましょう。探す時間を削減し、勉強時間を確保できます。
「後で片付けよう」と教材やプリントを一時的に積み重ねてしまう「とりあえず置き」は、散らかりの原因になります。すぐに処理することを心がけましょう。
誘惑物が視界に入らないようにする方法

漫画やゲーム、スマートフォン、趣味のものといった誘惑物は、常に視界に入っているとどうしても気になってしまいます。メリハリをつけて勉強するためにも、誘惑物が視界に入らないようにする以下のポイントについて解説します。
- スマートフォンは物理的に距離を置く
- 誘惑物が勉強机から見えないレイアウトにする
- 棚にカーテンをかける
- 誘惑物をまとめてトランクルームに保管する
スマートフォンは物理的に距離を置く
現代の受験生にとって最大の誘惑物はスマートフォンです。スマートフォンが近くにあると、ついつい手を伸ばしてしまいがちです。電源コードの場所を工夫して、勉強机から物理的に距離を取れる場所に置くようにしましょう。
ただし、スマートフォンが部屋の中にあると通知音などが気になってしまうこともあります。その場合は、以下のような対策を取るのがおすすめです。
- 勉強中は親に預ける
- 電源を切り、鞄や別の部屋に置く
- 勉強用のタイマーはキッチンタイマーなどを使う
勉強のためにスマートフォンが必要になる場面もありますが、他のもので代用して工夫してみましょう。また、スマートフォンの使いすぎを防ぐために、スクリーンタイム機能やアプリで利用を制限するのも1つの方法です。
誘惑物が勉強机から見えないレイアウトにする
勉強机や棚の配置を工夫して、勉強机から誘惑物が直接見えないようなレイアウトにするのもポイントです。
趣味の棚を勉強机の後ろに置いたり、場所をずらして直接目に入らないようにしたりして工夫しましょう。
棚にカーテンをかける
部屋の広さに限りがあるなどして、視界に入らないような配置が難しい場合は、棚にカーテンをかけるのもおすすめです。
勉強中だけでなく、部屋の中の移動や入退室の際も視界に入らなくなるため、集中力が散漫になったりメリハリがつけられなくなったりするのを防ぐ効果が期待できます。
誘惑物をまとめてトランクルームに保管する
どうしても勉強に集中できない時や、受験や模試の直前で追い込みたい場合などは、誘惑物をすべて部屋から出すのも1つの方法です。
ただ、捨てるとなるとやはり抵抗があるものです。また、家の中にしまっておきたくても、場所がない、手の届くところに置いておきたくないということもあります。
そういう場合はトランクルームを利用して、家の外に趣味のものを保管するのがおすすめです。受験が終われば趣味のものが手元に戻ってくると思えば、気持ちにも張り合いが出るでしょう。
適切なトランクルームの選び方
トランクルームの種類には、大別して屋内型トランクルームと屋外型トランクルームがあります。漫画やゲーム、フィギュアなどの趣味のものは、扱いがデリケートなため、空調設備やセキュリティの整っている屋内型トランクルームに保管するのがおすすめです。
保管している間、虫食いやカビの被害に遭わないよう、防虫や防カビ、湿気対策をしっかりしておくようにしましょう。
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まとめ
受験勉強に集中するためには、勉強部屋の明るさや音、湿度などを適切なものにする必要があります。また、漫画やゲームなどの趣味のものが目に入らないようにするため、棚や机の配置を工夫するようにしましょう。
誘惑物をまとめて家の外に保管したい場合は、トランクルームの利用がおすすめです。本やゲーム、コレクションなど、繊細な扱いが必要なものは、空調設備とセキュリティの整っている屋内型トランクルームの利用を検討してみましょう。
ストレージ王では、屋内型トランクルームを各地に展開しています。また、保管したいものの量やサイズに応じて収納シミュレーションも利用できます。
トランクルームのご利用をお考えの場合は、ぜひお近くの店舗をご検討ください。
