梅雨に実施したい湿気対策を解説!手軽にできる方法や役立つ家電も紹介します

梅雨の時期は湿気が多く、不快感を覚える人も多いはずです。お部屋の湿気対策を怠ると、カビや結露の発生、悪臭、家具や衣類の劣化などさまざまな問題が起こりやすくなります。
この記事では、手軽にできる湿気対策から湿気対策におすすめの家電などをご紹介します。湿気がたまることで起きるトラブルや、湿気がたまりやすい場所についても紹介していますので、梅雨時期の対策をしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
手軽にできる梅雨の湿気対策

手軽かつ効果的に実践できる梅雨の湿気対策についてご紹介します。
換気で室内の空気を入れ替える
梅雨の時期でも、1日1回は窓を開けて換気を行いましょう。換気することで、室内の湿気を外に逃せます。ただし雨の日は湿った空気が入ってきたり雨水が室内に入ってきたりするので、晴れ間を見計らって短時間だけ換気するのがおすすめです。
新聞紙を使って湿気を取る
新聞紙は、靴の中や棚の下などに入れておくだけで、手軽に湿気対策ができる優れものです。さらに、インクに含まれる油分がつや出しや汚れ落としの役割を果たすため、結露のふき取りだけでなく、窓ガラスの清掃にも活用できます。
除湿剤や除湿シートを使用する
湿気の多い場所に除湿剤を置くことで、室内の水分を吸収してくれます。押し入れやクローゼットなど換気しにくい場所の湿気対策に最適です。使用する際は、除湿剤に表示されている使用方法を守りましょう。また子どもが誤飲しないよう、手が届きにくい場所に置くなど注意が必要です。
重曹・炭を使用する
重曹や炭も湿気を吸収する性質があります。気になる場所に置いておくだけで自然と除湿・消臭してくれます。ただし重曹や炭が直接ものに触れると汚れの原因となるので、設置場所を工夫したり布などに包んだりしましょう。
梅雨の湿気対策に役立つ家電
梅雨の時期の湿気対策には専用の家電を活用するのも効果的です。各家電の特徴やメリットを見てみましょう。
除湿器
除湿器は室内の空気中から水分を取り除いてくれます。室内の湿度を下げられるため、カビや結露の発生を防ぎ、不快感も軽減できます。洗濯物の部屋干しにも役立つでしょう。
エアコン
エアコンの除湿機能を活用すれば、室内の湿度を下げられます。湿度が高くないときは冷房・暖房にも活用できるため、快適に室内で過ごしたい人には必須のアイテムです。
ただしエアコンで除湿中は室温調整しにくくなります。湿度とともに室温も管理したい方は、エアコンと除湿器の併用がおすすめです。またエアコンのフィルターを定期的に清掃し、カビの発生を防ぐことも大切です。
扇風機・サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターは、室内の空気を循環させる家電です。直接除湿はできませんが、室内の空気を循環させることで除湿器やエアコンの除湿効率を高められます。また部屋を換気する際に使用すると、空気の入れ替えをスムーズに行えます。扇風機やサーキュレーターは、エアコンや除湿機と比較して電力消費量が少ないので、電気代を抑えながら湿気対策ができる点もメリットです。
梅雨に取り入れたいひと手間かかる湿気対策

湿気対策は家電やアイテムを使うだけでなく、日々のちょっとした工夫も効果的です。暮らしの中で湿気を溜め込まないポイントをおさえて、より快適な空間づくりを目指しましょう。
対策1:こまめに拭き掃除を行う
濡れている場所を定期的に拭き掃除することで、結露によるカビ発生リスクを抑えられます。表面の水分を取り除くことは、カビの栄養源を減らすことにもつながります。特に風呂場や洗面所などの水回りは湿気が多いので、使用後は必ず拭き掃除をしましょう。
拭き掃除の際は、カビ予防効果のある除菌剤を使うのもおすすめです。
対策2:洗濯物はしっかり乾かしてから収納する
洗濯物を洗った後は、しっかりと乾かしてから収納しましょう。洗濯物が湿ったまま収納されるとカビが生えやすくなるからです。
特に梅雨の時期は乾きにくいです。部屋干しする場合は除湿器や扇風機を使う、それでも乾かない場合はコインランドリーを利用するなど、しっかり乾かしましょう。
対策3:荷物そのものを減らす
部屋に荷物が多いと風通しが悪くなり湿気がこもり、カビが生えやすくなります。不要な荷物を減らすことで湿気対策になるだけでなく、掃除もしやすくなるなど良いことが多いです。
対策4:空気が通るようにする
湿気対策は、意識して空気の通り道を作ってあげることが大切です。最も簡単な方法は、窓を開けて換気することです。このとき、お部屋の対角線上にある窓を2ヶ所開けると、効率よく空気が入れ替わります。
窓が1つしかない場合は、扇風機やサーキュレーターを窓の外に向けて回すと、室内の空気を排出し、新鮮な外気を取り込みやすくなります。
対策5:浴槽の換気も忘れずに行う
浴室は家の中でも特に湿気がこもりやすい場所です。入浴後は、浴槽のお湯をすぐに抜くか、必ず蓋をするようにしましょう。お湯からの蒸気が浴室内に充満するのを防げます。
また、入浴後だけでなく、日中もできるだけ換気扇を回しておくと、浴室全体の乾燥を促し、カビの発生を抑えるのに役立ちます。換気扇を使用する際は、浴室のドアを閉めて行うのがポイントです。
梅雨の湿気はさまざまなトラブルにつながるため要注意
ジメジメとした梅雨の季節、高すぎる湿度は私たちの生活にさまざまな問題を引き起こす可能性があります。たかが湿気と油断していると、思わぬトラブルに見舞われることもあるため、どのような影響があるのかを事前に知っておくことが大切です。
室内の結露
結露は、空気中に含まれる水蒸気が、冷たいものに触れることで水滴に変わることで発生します。特に梅雨時は湿度が高いため、室内外の温度差がそれほどなくても結露が発生しやすくなるのです。
結露をそのままにしておくと、カーテンや壁紙にシミができたり、カビが繁殖する原因になります。さらに、建材を傷めてしまうこともあるため、こまめに拭き取ることが重要です。
カビの発生
カビは、私たちの健康や住まいに悪影響を与える厄介な存在です。カビは、湿度が高い場所、適度な温度、そしてホコリや汚れなどの栄養源があると、あっという間に繁殖してしまいます。
浴室やキッチンなどの水回りはもちろんのこと、押し入れやクローゼットの中、家具の裏側、エアコン内部など、空気の通りが悪い場所にもカビは潜んでいます。カビが発生すると、見た目が悪いだけでなく、アレルギーの原因になったり、嫌な臭いを発生させたりします。
虫の発生
梅雨の時期は、湿気を好むさまざまな虫が活発になる季節でもあります。代表的なものとしては、ダニやチャタテムシ、トビムシなどが挙げられます。
これらの虫は、畳やカーペット、布団、キッチン、そして湿気の多い押し入れや納戸などに好んで生息します。虫の発生を抑えるためにも、室内の湿度管理は非常に大切です。
梅雨の湿気対策で特に気をつけたい場所

家の中には、特に湿気がたまりやすく、重点的に対策を行うべき場所がいくつか存在します。これらの場所の湿気対策を怠ると、カビや害虫の発生、さらには家財の劣化にもつながりかねません。どこに注意すべきかを知り、効果的な対策を実践しましょう。
布団やベッドのマットレス
私たちは寝ている間にたくさんの汗をかきます。その汗を吸い込んだ布団やベッドのマットレスは、湿気がこもりやすく、カビやダニの温床になりやすい場所です。
梅雨時期は特に、こまめに布団を干したり、ベッドのマットレスを立てかけて風を通したりすることが大切になります。また、すのこを敷いたり、除湿シートを活用したりするのも効果的な対策です。
下駄箱
下駄箱は、靴に付着した雨水や汗、そして密閉された構造から湿気がこもりやすい場所の一つです。湿度が高い状態が続くと、靴にカビが生えたり、嫌な臭いが発生したりする原因になります。
まず濡れた靴はしっかりと乾かしてからしまうことが基本です。そして、定期的に扉を開けて換気を行い、空気を入れ替えるように心がけましょう。市販の除湿剤を下駄箱の中に置くのも手軽に効果が期待できます。
押し入れ・クローゼット
押し入れやクローゼットは、衣類や布団などを収納しているため、湿気がこもりやすい代表的な場所です。特に梅雨の時期は、中のものが湿気を吸ってしまい、カビや虫の発生源となることも少なくありません。
対策としては、定期的に扉を開けて空気を入れ替えることが重要です。また、物を詰め込みすぎず、空気の通り道を作ってあげましょう。すのこを敷いたり、除湿剤や除湿機を活用したりするのもおすすめです。
窓付近や家具の裏側
窓の周辺は、外気との温度差で結露が発生しやすく、カーテンや壁にカビが生えやすい要注意ポイントです。こまめに結露を拭き取り、換気を行うことで湿度の上昇を抑えましょう。
また、タンスやソファといった大きな家具の裏側も、空気が滞留して湿気がこもりやすくなります。壁と家具の間に少し隙間を作り、空気の通り道を作ってあげるだけでも、カビの発生リスクを軽減できます。定期的な掃除の際に、家具を少し動かして換気するのも良いでしょう。
浴槽
浴室は家の中で最も湿度が高くなりやすい場所であり、特に浴槽の取り扱いには注意が必要です。入浴後、浴槽にお湯を張ったままにしておくと、その蒸気が浴室全体、さらには家中に広がってしまいます。
そのため、入浴後はできるだけ早くお湯を抜くか、必ず蓋をするように心がけましょう。また、換気扇を回して湿った空気を外に排出することも大切です。このとき、浴室のドアを閉めて換気を行うと、他の部屋への湿気の流入を防げます。
湿度はどれくらいに保つのがおすすめ?
一般的に、人が快適に過ごせる湿度は40%〜60%程度と言われています。
湿度がこれより高すぎると、ジメジメとした不快感があるだけでなく、カビやダニが発生しやすくなります。逆に低すぎると、肌や喉の乾燥を感じたり、ウイルスの活動が活発になったりすることも。
梅雨の時期は特に湿度が高くなりがちなので、60%以下を目安に調整するのがおすすめです。お部屋に湿度計を置いて、こまめに湿度をチェックする習慣をつけると良いでしょう。
お部屋の荷物を減らすならトランクルームがおすすめ
湿気対策のためとはいえ、急に家のものを捨てるのは難しい場合もあるでしょう。そんなときはトランクルームの活用がおすすめです。
トランクルームなら、不要なものをお家の外に保管しつつ、必要になったタイミングで取りだすことが可能です。お家の風通しを良くしつつものを捨てる必要がないため「大切なものまで捨ててしまった」といった後悔をしません。
空調管理ができているトランクルームなら、湿気が多い時期でも保管した荷物にカビが発生するリスクも低いです。湿気対策の1つの方法として覚えておきましょう。
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梅雨の湿気対策は早めに実施しよう
梅雨の湿気対策は早めに実施することが大切です。湿気が溜まってからではカビの発生を防ぐのが難しくなります。換気や除湿、拭き掃除など、日ごろから湿気対策を心がけましょう。
また湿気対策のひとつに「部屋にあるものを減らす」ことが挙げられます。部屋のものが少なくなれば風通しも良くなり湿気対策につながるからです。不要なものは捨てていき、必要だが使用頻度が低いものはトランクルームを活用して収納してみてはいかがでしょうか。
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