年末年始の神棚掃除について|時期、手順、注意点を解説
目次
年末の大掃除の際に一緒に掃除しておきたいのが、神棚です。神棚に溜まったホコリを落とし、すっきりとした気持ちで新年を迎えたいですよね。
この記事では、年末や年始に神棚を掃除するタイミングや、神棚を掃除する手順、掃除の際の注意点などについて解説します。
年末年始に神棚を掃除するタイミング
年末年始に神棚を掃除するタイミングには、明確な決まりはありません。
ただ、大晦日が近づくと忙しくなりますし、駆け込みで掃除をするのは失礼とされているため、12月は28日ごろまでに済ませておくのがおすすめです。年始の掃除のタイミングにも特に決まりはありませんが、1日・15日に榊を交換するので、その時に一緒に掃除するのがおすすめです。
ただし、9のつく日は「苦」を連想させるので、9日、19日、29日は避けるようにしましょう。
また、時間帯も気にする必要はありませんが、午前中に掃除をする方が手元が明るいので掃除しやすくなります。しっかりと時間が取れる時に掃除を行うようにしましょう。
神棚を掃除する人
「女性は神棚を掃除できない」と耳にすることがあるかもしれません。それは昔に言われていたことで、現代では関係ありません。
また、昔は家の当主が行うべきとされていたこともありましたが、現代では気にせず誰が掃除をしても構いません。
年末年始の神棚掃除に必要な道具
神棚掃除には、以下の道具が必要です。神棚の掃除に取り掛かる前に、必要な道具が揃っているか確認しておきましょう。
- 清潔な布:神棚や神具を置くのに使います。
- 白い和紙:お札を扱う際、口にくわえるために使います。また、お札や装飾を交換する際古いものを包むのにも必要です。
- ハタキ、ブラシ、エアーダスター:ホコリを落とすのに使用します。神棚専用のものを揃えるのもおすすめです。
- 新しいお供物:御神酒や米、水、塩などを用意します。
- (交換する場合)新しいお札、紙垂、しめ縄など
年末年始に神棚を掃除する手順
年末年始に神棚を掃除する、以下の手順について解説します。
- 神棚の写真を撮っておく
- 手や口を清め、掃除の開始をお知らせする
- 神棚や神具を布の上に下ろす
- 神棚や神具をきれいにする
- 神棚を元に戻す
神棚の写真を撮っておく
最初に、神棚の写真を撮っておきましょう。
掃除は神棚や神具を下ろして行うので、元に戻せるよう写真を撮っておくのがおすすめです。
手や口を清め、掃除の開始をお知らせする
次に、手や口を水で清め、掃除の開始を神様にお知らせします。
神社に参拝するとき手水舎で手を清めるのと同様に、神棚掃除の前にも手や口を水で清めておきます。神棚に向かって2礼2拍手1礼してお参りし、掃除の開始を神様にお知らせしましょう。
神棚や神具を布の上に下ろす
神棚や神具を棚板から下ろします。このとき、床の上に直接置いてはいけません。清潔な布の上に置くようにしましょう。
神棚や神具をきれいにする
ハタキやブラシなどをつかって、神棚や、神境、灯篭、榊立てといった神具をきれいにします。1つ1つ、ていねいに行いましょう。
棚板も、ホコリを取ってきれいにします。棚板が壊れていたりがたついていたりする場合は、必要に応じて補修をします。
また、人の吐息には穢れがあるとされています。お札を取り扱う際は、お札に息がかからないよう和紙を口にくわえて取り扱いましょう。和紙が用意できない場合は、マスクをして吐息がお札にかかるのを防ぎます。
神棚を元に戻す
神棚や神具をきれいにし終えたら、写真を確認しながら元に戻していきます。新しいお供物や装飾を飾り、もう一度お参りして掃除の終了をお知らせしましょう。
年末年始の神棚掃除で注意すべきこと
年末年始の神棚掃除で注意すべき、以下の点を解説します。
- 汚れた道具を使わない
- 床に直接置かない
- 古いお札や装飾をゴミに出さない
汚れた道具を使わない
神棚掃除をする際は、布や掃除道具は古いものや汚れたものを使わないようにしましょう。
神具を置く布や、掃除道具などは、汚いものを使うと、かえって汚れがついてしまう可能性があります。神様は「穢れを嫌う」とされているため、他の場所を掃除した後の道具を使いまわさないようにしましょう。
神棚掃除には、「お清めをする」という意味合いもあるため、神棚掃除のために新品を用意するのが望ましいでしょう。
床に直接置かない
神棚や神具は床に直接置かず、必ずきれいな布の上に置くのがポイントです。
さらに、床ではなく、可能であれば台や机の上に置くのが望ましいでしょう。
古いお札や装飾をゴミに出さない
交換したお札や装飾は、ゴミとして出してはいけません。白い和紙に包み、神社でお焚き上げしてもらうようにしましょう。
まとめ
年末の神棚掃除は、駆け込みで行うことがないよう、できるだけ早く済ませておきましょう。年始の神棚掃除は、1日か15日に榊を交換する際に一緒に行うのがおすすめです。ただし、9のつく日は苦を連想させるため避けるようにしましょう。
神棚を掃除する際は、きれいな掃除道具で行うようにしましょう。また、吐息がかからないよう、和紙を口にくわえるか、マスクをして掃除を行います。
年末年始の掃除をする際は、大きなものやかさばるものは収納してから行うのがおすすめです。収納が足りない場合は、トランクルームの利用をご検討ください。ストレージ王では、空調完備で24時間利用可能、セキュリティ体制も万全な屋内型トランクルームを全国に展開しています。
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