仏壇掃除のやり方とは?手順と注意点を解説

ストレージ王編集部
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目次

「仏壇の掃除って毎日やらなきゃダメ?」「高価な仏壇を傷つけてしまうのが怖い!」「掃除の際の注意点は?」

このような疑問を持つ方に向けて、この記事では仏壇の掃除方法について解説します。

仏壇を掃除するステップと、各ステップにおける注意点について解説していますので、仏壇の掃除をする前にぜひこの記事をご一読ください。

仏壇を掃除する頻度は?

仏壇を掃除する頻度は?

仏壇の掃除には、頻度で分けると「毎日の掃除」と「年に数回の掃除」があります。

毎日の掃除は、仏壇に手を合わせるついでに、簡単に埃を払う程度で十分です。年に数回の掃除は、正月やお盆、お彼岸などの時期に念入りに行います。

毎日の掃除を、丁寧にやりすぎる必要はありません。ただし、埃や汚れがたまりすぎると掃除するときに落としにくくなってしまいます。簡単にでもいいので、できるだけ継続して行うことが大切です。

仏壇を掃除する手順

仏壇を掃除する手順

仏壇の掃除は、以下の手順で行います。

  1. 仏壇に手を合わせる
  2. 換気のため窓を開ける
  3. 仏具をすべて取り出す
  4. 埃をはらう
  5. 仏壇の内側を拭き掃除する
  6. 仏壇の外側を掃除する
  7. 仏具を掃除する
  8. 仏具を元に戻す

仏壇を掃除するステップと、各ステップにおける注意点について解説します。

仏壇に手を合わせる

最初に仏壇に手を合わせて、これから掃除を始めることを報告します。

換気のため窓を開ける

仏壇の掃除中は埃が舞うことがあるので、換気のために部屋の窓やドアを開けておきます。

仏具をすべて取り出す

仏壇掃除に取り掛かる前に、仏具をすべて取り出しておきます。

元に戻す際に混乱しないように、仏具を取り出す前に写真を撮っておくのがおすすめです。

埃をはらう

仏壇全体の埃を、ハタキをつかって取り除いておきます。ハタキをかける際は、上から下にむかってかけていくのがおすすめです。

仏壇を傷つけないよう、やわらかい鳥の毛をつかった毛払い(毛ばたき)というハタキを使うのがおすすめです。

仏壇の内側を拭き掃除する

仏壇の内側にある、塗りの部分を柔らかい布で拭きます。

このとき、布を濡らすのではなく乾いた状態で拭くのがポイントです。濡れ雑巾を使うと仏壇の中に湿気がこもり、カビやひび割れの原因となってしまいます。

仏壇用の雑巾(クロス)を使って拭き掃除をすると、汚れ落としと艶出しができるのでおすすめです。

拭き掃除をする際は、金箔の部分に指紋や汚れがついてしまうと、落とすのが難しくなります。金箔の部分には、なるべく触れないようにしましょう。細かい彫刻や装飾がある部分も、破損を防ぐため触らないようにし、毛払いで軽く埃を払う程度にするのがポイントです。

仏壇の外側を掃除する

仏壇の外側を乾いた布で拭き、汚れを落とします。外側も内側同様、金箔部分は触れないようにしましょう。

全体の埃を落としたら、特に汚れがこびりついているところは仏壇用のクリームをつけた布で拭いて汚れを落とします。

取れない場合は無理にこすると破損してしまう可能性があるので、力を入れすぎないようにするのがポイントです。

仏具を掃除する

取り出しておいた仏具を、1つ1つ掃除して汚れを落とします。基本的に、乾いた布で優しく拭くようにしましょう。細かいところの埃を落とす場合は、筆をつかうのもおすすめです。

仏具が真鍮製の場合は、真鍮磨きを使うとくすみが取れやすくなります。材質によって、OKな掃除方法とNGな掃除方法があるので、掃除をする前に仏具店に確認しておくのもおすすめです。

仏具を元に戻す

掃除が完了したら、仏具を元の位置に戻します。仏壇に手を合わせ、掃除が終わったことを報告して完了です。

仏壇を掃除する際の注意点

仏壇を掃除する際の注意点

仏壇を掃除する際は、仏壇の材質について確認しておくことが重要です。

仏壇には、唐木仏壇と金仏壇があります。唐木仏壇の場合は、全体を乾拭きして掃除します。

金仏壇の場合は、金の部分になるべく触れないようにすることがポイントです。金仏壇の掃除中に触れてしまい、指紋や手の脂などがついてしまった場合には、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ります。

また、どんな材質の仏壇であっても基本的に水拭きは避けましょう。扱いが難しい仏壇や仏具、どうしても取れない汚れがある場合などは、専門の業者に依頼するという方法もあります。

しばらく掃除できない場合はトランクルームに預ける

しばらく掃除できない場合はトランクルームに預ける

家のリフォームで家財道具を出す必要があったり、入院、留学など長期の不在で家を引き払う場合は、仏壇をトランクルームに預けるという方法があります。

「仏壇を移動して、失礼にあたるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、仏壇の移動は基本的にOKとされています。ただし、宗派によっては「魂入れ・魂抜き」の儀式や読経が必要になる場合もあるので、お寺に事前に確認しておきましょう。

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まとめ

仏壇の掃除は、毎日の掃除と年に数回の掃除両方を行います。毎日の掃除では、手を合わせるついでに軽く埃をはらう程度で十分です。年に数回の掃除の際は、全体の埃を落として乾拭きし、仏壇の汚れを落とします。基本的に濡れ雑巾は使わず、乾いた布で優しく拭くのがポイントです。

扱いが難しい材質の仏壇や、汚れがどうしても落ちない場合などは無理に落とそうとせず、専門の業者に依頼するのも1つの方法です。

家のリフォームや長期の不在で家を引き払う場合は、仏壇をトランクルームに預けるという方法があります。埃が入り込みにくい屋内タイプで、空調設備が整っているトランクルームを選ぶのがおすすめです。

ストレージ王の屋内型トランクルームは、空調設備が充実しているほか、警備会社のセキュリティシステムを導入して防犯対策をしているので高価な仏壇を預けるのも安心です。

ストレージ王では、屋内タイプのほか、屋外タイプや駐車場もご用意しています。仏壇のほか、家具や本、商品の在庫、自転車など、さまざまなものを収納する際にぜひご検討ください。

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